2015年5月8日
20~40歳の口の中

今日はお口の中のおはなしです!
*チェックを忘れる年頃*
今あなたが20~40歳あたりの方でしたら、最後に歯科医院へ行ったのがいつか覚えていますか?
ほとんどの人は歯科検診の機会が高校卒業を最後に激減します。
おそらく余程のことが無い限り歯科医院へは出向かれないでしょう。
ところがこの年代は一生のうちでも、とくに歯や歯肉に関心を持っていただきたい時期なのです。
社会人となり、平日は勤務、週末に休息というローテーションで日常はあっという間に過ぎ、歯のことなど考えている時間もないことでしょう。
しかし社会生活のスタートとともに歯や歯肉にもストレスがかかり始めます。
食事は不規則になり、徹夜もあるかもしれません。
家にたどり着いたら歯を磨く余裕さえなくベッドに倒れ込んでしまう日もあるでしょう。
20代~30代の口腔内は、こういった無理や不摂生にもかかわらず、比較的大きなトラブルは表面には出てきません。
しかし、40代になるころから急増する歯周病は、実はこの時期の無理がもたらしたものだったのです。
*ストップ!ザ・歯周病*
一生を左右する分岐点でもある40歳までのこの時期、定期的なチェックは重要です。
歯科医院では次のような項目で検査します。
・歯周病について
→歯肉の状態(歯周ポケットの深さ、歯肉出血の有無など)、歯の状態(動揺度、噛み合わせの状態など)
・虫歯について
→虫歯の有無、プラークの量は虫歯の状態など
症状が見つかればそれぞれの治療に移り、必要があればPMTC(歯科衛生士による専門的な口腔清掃)やブラッシング指導、フッ素塗布などが行われます。
もりした歯科医院では3ヶ月~4ヶ月に一度歯科衛生士による検診をおすすめさせて頂いております。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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