2015年4月17日
背筋を伸ばしたよい姿勢

今日は姿勢のおはなしです?
*食事のときは背筋を伸ばして、足をつけて*
食事のときの姿勢は噛む力とおおいに関係があります。
大切なのは、背筋を伸ばして座ることと、両足をしっかり地につけることです。
イスとテーブルで食事をする場合、小さなお子さんは、足が床に届かず、ぶらぶらした状態ではありませんか?
足が浮いている状態というのは、頭からお腹にかけて力が入りにくく、同時に背筋も伸ばしにくいのです。
足はしっかりと固定させましょう。踏ん張る力が「噛む力」を支えるのです。
足が床に付かない高さのイスであるなら、踏み台を置いて足裏をつけられるようにするなどの工夫をしてあげてください。
座卓で食事をする場合も、基本は正座です。
またテレビを見ながら食事をする場合も、基本は正座です。
またテレビを見ながら食事をする家庭も要注意です。テレビを見るために顔が横を向いたままでは噛む力は弱くなります。
また例えば右を向きながら食事をするとどうしても右側で噛みやすくなるので、顎がずれていく可能性もあります。
姿勢が悪いまま、食べ物を十分にそしゃくしないで飲み込んでしまうと、消化器に負担をかけることにもなります。
*ほお杖や足組みにも注意を*
食事以外の姿勢でも、ほお杖を付くクセのある人は、噛み合わせが悪い可能性があります。
ほお杖をつこうとすると、猫背になり、あごを突き出すかたちになります。
それでは、頭の重さをあごと手だけで支えることになるので、歯並びがゆがんでしまい、しかもゆがんだまま固定させようとしているのです。
また、足を組むクセのある人は、体がすでにねじれている可能性があります。
しかも足を組み続けることで、ゆがみやねじれがどんどん増します。
正しい姿勢とは本来、体に負荷のかからないものです。
→歯はたった1枚のコインの重さだけでも動きます。
ほお杖が習慣のようになってしまうと歯は内側に移動してしまいます。
そうなると噛みづらくなりその反対側で噛むことが多くなって、顎もずれてしまいます。
例えば顎が右にずれるとそれを補正しようとして頭を左に傾けてしまうことになります。
これは、顎が全身のバランサーでもあるために重心がずれるとそれを無意識に補正するからです。
そのため頚椎がずれて胸椎・腰椎とずれ、左右の足の長さまで違いがでてしまうケースもあります。
結果として全体的な歪みとなることもあるわけです。
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