2015年3月25日
昔の人の歯磨き

今日は昔の人の歯磨きのおはなしです♫
*どうやって歯を磨いたの?*
昔の人はどんなふうに歯を磨いていたのでしょう。 昔の本には、「朝起きたら湯で口をすすいでまず汚れを出し、その後干した塩を指に付けて上下の歯と歯肉を磨き、お湯を 使って十分にすすぐ」とあります。このようにかつては塩を指につけて、歯と歯茎をマッサージする方法が歯磨きの基本だったようです。
歯ブラシの役割としては、平安時代から鎌倉時代にかけて、すでに楊枝を使っていたということです。
古代エジプトでは「チュースティック」、古代インドでは「歯木」と呼ばれたものが、歯ブラシの始まりだったようです。 どちらも、木の枝の端を噛んで柔らかくしたもので、それに練り歯磨きをつけていたそうです。 また古代エジプトの医学書「パピルス」には、練り歯磨きの成分が書き記されているといいますから、これが世界最古の練り 歯磨きかもしれません。 写真の植物は「トクサ」と言います。表面に細かい筋が入った植物です。 乾燥させて、日本人形の顔を磨くときなどに研磨材として使用します。名前の由来も「研ぐ草」からついたものだそうです。 その細かい筋が人形の肌をつるつるにします。 このトクサを、地方によっては歯磨きのブラシ代わりに使ったそうです。 確かに歯の表面もつるつるになりそうですね。 昔の人も、さまざまな物で歯をきれいに保つために努力したのですね。- 次の記事:体育や部活で歯が折れたときは…
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