2015年3月11日
寝ている間に口の中では…

今日は再び虫歯のおはなしです♫
*乾燥状態の口のなか*
唾液には口のなかを清潔に保つ働きがあります。
また虫歯の初期段階である脱灰(だっかい)をもう一度元の状態へ再石灰化する手助けもします。
しかし寝ている間は唾液の分泌が減り、乾燥した状態になっています。 乾燥した状態は、口のなかの虫歯菌を元気にしてしまいます。もし、歯に汚れがついたまま寝てしまったら、その汚れは虫歯菌の格好のえさとなってどんどんむし歯菌を増やしてしまいます。
朝起きたときに感じる口の臭いは、そんな虫歯菌の増殖が原因なのです。
増殖した虫歯菌は口のなかの酸性度を高め、歯を溶かそうとします。 睡眠中は頼みの綱の唾液が少なく、どんどん脱灰が進んでしまうというわけです。*朝の砂糖より、寝る前のジュースが危険*
砂糖入りの缶コーヒーと果物のジュースとを比べると、砂糖入りのほうが虫歯になりやすく感じてしまいます。 例えば、朝起きてから砂糖入りの缶コーヒーを飲むことと、就寝前に果物ジュースを飲むことで比較をすると、 圧倒的に寝る前に飲むほうが虫歯になりやすいということになります。寝ている間の口のなかを想像すると、寝る前の歯磨きでしっかり歯の汚れを落とすことが、どれほど大切かよくわかりますね(^^)
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