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2013年11月30日

歯のはなし24 フッ素が強い歯をつくるわけ

フッ素のおはなしをする前に、まずは虫歯のできる様子について簡単に説明します。 お口のなかでは、歯の表面で常に「脱灰」と「再石灰化」ということが繰り返されています。 何かものを食べるたびに、歯の表面が細菌の作り出す酸によって「脱灰」され、また時間がたつと「再石灰化」によって元に戻っているのです。でも、脱灰ばかりがずっとおこっていると、再石灰化が追いつかず、「う触」が発生することになります。 ちなみに「う触」というのは、まだ穴になっていないごく初期の虫歯の段階で、この段階であれば、脱灰の抑制と再石灰化の促進によって健康な歯に戻すことができます。歯の表面が白く濁っていて、「C0(シーオー)」」なんて言われるのがこれです。 この「う触」が進行すると「う窩」という穴になってしまい、もう元に戻すことはできなくなります。

フッ素は、この「脱灰」と「再石灰化」の過程で効果を発揮します。 脱灰された部分の周りにフッ素が適量存在すると、再石灰化が促進されることがわかっています。 また、フッ素の作用によって再石灰化された歯の表面の結晶は、歯本来のものより酸に溶けにくい性質を持つようになりますのでフッ素を使用しているお口のなかでは、脱灰量も少なくすることができるのです。 フッ素には抗菌作用と抗酵素作用がありますので、酸の産生自体も抑える効果があります。 このようにして、フッ素は「強い歯」をつくることができるのです。
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